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2025年5月中旬、米中間の追加・相互関税が一時的に緩和されたことを受け、一時出荷を見合わせていた中国発貨物が一気に再開・集中しました。

しかし、その直前に各船会社が実施していた配船の削減(サービス縮小・減便・小型化)により、スペース供給が需要に全く追いついていない状態が続いています。現状では各本船が早期満船、スペースタイト状態が顕在化しています。

6月以降、主要キャリア各社が海上運賃の大幅値上げ(GRI/PSS)を発表しています。

これまでの経緯とその影響

現在のスペースタイトおよび海上運賃の高騰は、出荷を控えていた貨物が一斉に動き出したことによる一時的な動きと見る声もありますが、現時点では依然として注意が必要です。現時点では米中関税の問題が「解決」されたわけではなく、90日間(5/14~8/11)限定の“停戦”措置であるという点に十分留意しなければなりません。

トランプ政権の発足以降、大統領令による政策転換が相次ぎ、市場や物流の現場が影響を受ける状況が続いています。今後も、想定外の急展開が発生する可能性は否定できません。

今後に向けての留意点

安定的な出荷のために、今後の動向にご不安がある場合も、お気軽に弊社までご相談ください。お客様の安定した物流を全力でサポートいたします。

どんな状況であれ、貨物の出荷を維持していくためには、何よりも早めのアクションが重要であり、かつ状況に応じた柔軟な対応が重要です。情報を常に収集し、状況に応じた対応策を一生懸命提供させていただきますので、困った時、不安な時にこそ、ぜひ弊社にお問い合わせください。

用語説明

  • GRI:General Rate Increaseの略で一括して値上げすること。
  • PSS:Peak Season Surchargeの略で貨物輸送が繁忙期に急増する際に船会社が課す繁忙期割増料金。

背景となる経緯

2025年1月20日:第2次トランプ政権発足

船社の配船見直し(4月中旬~5月中旬)

中国からの貨物出荷量の激減を受け、船会社が配船の見直しを行い、サービスの休止・廃止、間引き、大型船から小型船への入れ替えが起こりました。その結果、スペース供給量が減少し、スペースタイトが顕著となり、海上運賃も上昇を開始しました。

5月上旬には各船会社の配船見直しがほぼ完了し、スペース供給量の絞り込みにより、スペースタイトが顕在化。各船会社がPeak Season Surchargeを発表しました。

関税緩和による出荷集中(5月中旬~)

5月12日、米中経済貿易に関する会談の共同声明が発表されました。

  • 対中関税(米国側):累計関税最高率145%→30%に引き下げ
  • 対米関税(中国側):累計関税最高率125%→10%に引き下げ

5月14日より、中国に対する相互関税率の引き下げが90日間(5/14~8/11)の期間限定で適用開始されました。

この緩和を受けて、停止していた中国貨物の出荷が5月中旬以降一気に再開・集中。しかし直前の配船削減でスペース供給が大幅に絞られていたため、爆発的な需要に対応できず、各本船は早期満船の状態が続いています。

【まとめ】物流の混乱期こそ、戦略的アクションを!

  • ✅ 中国発の出荷集中により、2025年5月~6月は北米向け輸送が混乱
  • ✅ 船会社の配船削減によりスペースは逼迫、運賃も上昇中
  • ✅ 一時的な関税緩和の終了(8月11日)後に向けた準備が重要
  • ✅ 弊社は情報収集から対応までワンストップでサポート

📩 物流の専門家による無料相談受付中
※必要に応じて有償対応も承っております。まずはお気軽にご連絡ください。

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